個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」について仕組み

 その前に、似たような仕組みで「国民年金基金」があります。

 これは、所得控除は同じだけど、運用指図ができないことや一括で受け取れないことが私にとってマイナスだったこと。何より企業型確定拠出型年金からの移管分がありIDECOへ加入する必要があったので、最初から検討外にしています。

 

 では、IDECOの仕組みについて(国民年金基金連合会資料とSBI証券サイトより)

 

◇加入資格と掛け金

(1)国民年金の第1号被保険者

 自営業や無職の人(厚生年金に加入していない人)。

 掛け金は月額68,000円(年額816,000円)まで。

(2)国民年金の第2号被保険者

 厚生年金に加入している人。

 会社に企業年金が無い人の掛け金は月額23,000円(年額276,000円)まで。

 その他、企業年金がある人などは省略。

  

◇受取り条件と諸費用

(1)受取りは一括や有期年金(5-20年)が選択できるが、加入期間によって受取り時期が異なることに注意。

 IDECO加入10年以上 → 60歳から

 IDECO加入8年以上10年未満 → 61歳から

 IDECO加入6年以上8年未満 → 62歳から

 IDECO加入4年以上6年未満 → 63歳から

 IDECO加入2年以上4年未満 → 64歳から

 IDECO加入1月以上2年未満 → 65歳から

(2)いろいろと費用が必要だし、機関によっても違ってくる

国民年金基金連合会の手数料

・加入・移管時の手数料(初回の1回のみ)2,829円

・収納時手数料(掛け金の収納都度で掛け金から天引き、ようは毎月)105円

・還付手数料(発生都度=国民年金未納時)1,048円

②運営管理機関の手数料

③事務委託先の手数料66円(SBI証券の場合)+66円(SBI証券の場合、運用指図管理分)

④運用商品ごとの手数料

⑤給付時の手数料440円(SBI証券の場合、給付の都度)

 

毎月の手数料は、105円+66円+66円=237円。